はじめに:やる気がなくても勉強を続けるために試してきたこと
「よし、今日こそ1時間勉強するぞ!」と意気込んでも、結局スマホを触って終わる——。
以前の僕は、そんなことの繰り返しでした。
でも、少しずつ試行錯誤する中で、自分に合う学習のやり方が見えてきました。
今回は、簿記2級の勉強を続けるために実践している3つのテクニックをご紹介します。
アクティブリコール:思い出す練習こそ最強の勉強法
アクティブリコールとは、ざっくり言うと「見た内容を、自力で思い出すこと」です。
ただ教科書を読んだり、動画を見返したりするのではなく、記憶を呼び起こす訓練をすることで、記憶が定着しやすくなります。
僕のやり方はシンプルで、
- 問題をまずは参考書を見ながら解いてみる
- 同じ問題を、何も見ずにもう一度解いてみる
それだけです。
特に仕訳問題や計算問題は、一度見たあとに再現できるかどうかを試すのが効果的でした。
間違えてもOK。大事なのは、「見ないで考えてみる」こと。
ちなみに、ノートは綺麗に書くことは意識していません。
思い出したことを雑にでもいいから書き出して、自分の頭を動かすことを優先しています。
ノートは“使い捨て”くらいの感覚で、アウトプットのツールとして割り切るようにしています。
ポモドーロ・テクニック:集中のきっかけに使っていたけど…
ポモドーロ・テクニックとは、25分勉強して5分休む、という集中法です。
最初は僕もこれを取り入れていました。
ただ、正直に言うと、あまり自分には合いませんでした。
「途中でも時間になったらやめる」ルールが、逆に集中を切ってしまう感じがして。
とはいえ、「時間を意識する」こと自体はとても良かったです。
今は、ポモドーロの発想を活かして、「時間で区切る」というより**“やるタイミングを決めておく”**方を重視しています。
習慣化の工夫:やる気じゃなくて仕組みで勉強を続ける
続かない最大の理由は、「勉強しよう」と思っても導入までが重いことでした。
だからこそ、以下のような小さな工夫を取り入れています。
✔ 習慣に“付属”させる
たとえば、
「朝歯磨きをしたら、そのまま机に座って勉強を始める」
というように、すでに習慣化している行動の後ろにセットでつなげる。
これだけで、「今日はやるかどうか考える」というエネルギー消費を減らせます。
✔ 勉強環境の“導入ハードル”を下げる
机の上はいつでもすぐに勉強できるように片付けておく。
ノート・テキスト・電卓は出しっぱなしでOK。
こうすることで、「やろう」と思ってから始めるまでの時間を短縮できます。
✔ 分からないところは飛ばしてOK
勉強していると、どうしても理解できない論点にぶつかります。
以前の僕は、そういうときに「ここが分からない=自分は向いてない」と思って挫折していました。
でも最近は、分からなければ一旦飛ばして進むようにしています。
不思議なもので、数日後に同じ内容を見返すとスッと理解できることもあるんですよね。
気分も違えば、理解力も変わる。それに、モチベーションも落ちにくくなりました。
おわりに:完璧じゃなくていい。続けられる工夫をしていく
僕は集中力もないし、飽きっぽいし、勉強も得意じゃありません。
でも、だからこそ「自分に合ったやり方」でゆるく、でも確実に前に進める方法を探してきました。
もし「勉強が続かない」「集中できない」と悩んでいる方がいたら、
今回紹介したような習慣の工夫を試してみてほしいです。
完璧じゃなくていい。続けられることが、一番大事だと思っています。